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原稿と原稿の谷間に昨日ガールズ&パンツァーを一気見したんですが
面白いですね。
グリグリ動いてますね。
ぶるんぶるん揺れてますね。戦車が。

戦車の動きはもちろんのこと音がいい。ガコガコ、キュルキュル
撃ったり走ったり電柱通り過ぎたり。ドガン、ヒュンヒュン、バガバガ
着弾したり撃たれたり逃げ回ったり。ギシギシアンアン
戦車の一挙一動が非常にリアルです。
何で人死なんの?


作中空砲と実弾を分けているだけ更に。
現実の就役戦車の再現に重きを置くため、作中ウソセーフティー技術描写を削っているだけに。(設定がどういうものかは知らない)
特に、サバゲー要素によくある人的損害を減じるための作中技術描写が無いのは印象的であり
あまつさえ市街戦までやってます面白かったけど。

つまり、作中人物が死なない理由は単にそういうアニメだからとなります。

「戦車アニメ」か「部活アニメ」か「美少女アニメ」か、観る人の視点によって評価の変わる作品だと思いますが、自分は特撮アニメだと思ってます。
(アニメがそもそも特殊撮影法の~は置いといて)

これ、ちょっと古めの?特撮ヒーロー物によくある世界観だなあと。
爆炎で吹っ飛ぶけど死なない。
撃墜全損事故るけど死なない。
やたら街並み破壊されるわりに死なない。
基本的に血を描写しないのは特撮物におけるある種のお約束。
日常シーンにおける家庭の対立や問題提起・解決のチープさもなにかしら昔どこかで見たようなバランスです。

娯楽作品にして人の生き死にの道義的側面を語るのは涙が出るほど素晴らしい行為ですが、それをしないのは、別にそれをメインで見せる作品ではないからです。
特撮といえばヒーローはもちろん怪獣だったりびっくりメカだったりします。怖い怪人がいかに魅力的な造型か、強い武器がいかに街を蹂躙し尽くすかが大事な見所であり、ときに主客転倒してその他が全部添え物になるのも御愛嬌というか目一杯商品を見せねばならぬスポンサー的事情が存在します。今回それが戦車なだけです。


少し戻りますが
娯楽作品において、もちろん文明批判が重要なテーマだったり人間にフォーカスしたりする特撮作品もあります。
ただ戦争ではない芸事や部活の延長としての作品に、人の生き死にを絡める必要があるのか?というとそうでもなく
彼の胃袋は宇宙だったり世界の起源がカードだったり人体が金網にめり込むテニスもありますが、大抵はそうではなく
この枠でこの作品を見せるにあたって前面に出す必要はないという事でしょう。

その細部にこだわった造型に幻惑され、人によっては違和感さえ覚えますが、結局のところこれは「リアルな戦車というフィクション」であり、また特撮アニメである。ととるのがガールズ&パンツァーのひとつの楽しみ方かもしれません。
オリジナリティを~実在する殺傷兵器を~暴力をぞんざいに扱っている~とかまあ、個人的には取り敢えずいいじゃないですか、と
ガルパンに影響されて撃った。さすがに反省している事例は起きそうにないですし。


個人的には片メガネさんのぽんこつっぷりが好きです。

(12/26追記)総集編にて「中の人を傷つけないよう砲弾に改良がなされている」と説明されましたね。しっかり「重い」描写など確信犯的に苦しい(; 公式で一応ウソ技術説明があった、ということで書いときます
その他新ネタ新規セリフが豊富で珍しく退屈しない総集編でした。
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