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妖夢後編出す前に言っとこうなメモ。
二次創作虎の巻。


「弾幕は美しい遊びである」
ある面では失敗だと思ってます。
妹様の「弾幕ごっこ!」はすごく面白かった。「スペカルール」も画期的だった。
ただそこから何かしらルールに則ってるよで済ますべきで、中身を明文化すべきじゃなかった。
言葉ってのは厄介なもんで大抵の人は大抵の場合言葉を裏の意味で取っています。いわく言葉にするとウソになるのよ!(90年代ドラマ調)
なんか我慢できなかったんだろうなと思うけど、含みを持たせておくことで受け手が「遊び」と理解するのを通り越して、「遊び」と明言することで受け手が「出来レース」と理解してしまってるんですよね。これが東方の現状。
「遊びだろ?遊びでしょ?遊びなんだから!」
そういうのって言わないから面白いんだよなあー。

作劇としていえば、ルールが作中で明文化された場合、それに対して登場キャラはどう動くかというそこからの展開こそが主題になっていきます。ジョジョしかりデスノしかり裏をかいたり応用を利かせたり。
逆にいえばそうしなきゃキャラクターを立たせることができないんですね。盲従してりゃただの馬鹿キャラ。


「遊び」明言後の東方キャラは基本的に馬鹿になります。フランになりきれないこいしちゃんで顕著でしょうね。
「遊び」が言葉遊びのうちなら、シリアスな過去や「コンテニューできないのさ!」にも魅力があったのです。
「遊び」の上で、エントランスに飾って云々言われてもねえ、という…。
(脳内で無かったことにしてフランと同じに受けとることもできます、というか出し方は一緒なので、違和を感じてもそうするしかない)

決闘が結局謎だから少女を不安定な存在としてその危うさを押し出せる。
同じキャラ立てでも決闘部分は明確になってるから「要は遊戯王だよね」になってしまう。危うさは消えて稚拙さしか残らない。
まあ、安定はしたわけで「=バカ」としてこれまで以上の成功を収めたあたり、それもよかったのかもしれません。
危うさが消えたわりにはシリアス設定や会話や音楽部分は今までどおり出されてるので、結果とても浮いた感じになってる現状にもつながってますがまあOKなのでしょう。
原作ゲームだと全然気になんないし。こいしちゃん手加減して。
これからの東方には(というか新三部作以降は)どう遊戯王的な面白さを出してくれるかを期待するのが、作劇としては筋かと思います。
作者シリアスな二次創作が嫌いなんじゃねえかとも邪推します。



なので今回、よし、シリアスな二次をやろうと(ぁ
ゲームはゲーム作劇は作劇。人物の感情に即したジレンマや矛盾の表出が作劇の面白さのひとつですから。
(即してない表出を楽屋ネタと言う)

東方の「バトル」は気をつけようという話。
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東方に限らず
遊びがなければここまで拡大しなかったかなと東方

STGは下火でアーケードも規模が縮小して行く一方なのに

東方は曖昧さが売り
明確な敵味方もないし強さも〇〇程度の能力とはっきりしてないからスペカルールってリングで競える(戦うでなく)


そろそろ旧作キャラ来てもいい頃

魅魔とか魅魔とか魅魔様とか
葉月 2009/12/07(Mon)04:05:14 編集
ああー
>遊びがなければ拡大しなかった
同意です。

>曖昧さ
なるほどーと。至言でした。漫画描きの理屈ですっかり混沌が売りって見方になってましたが、たしかに混沌でなく曖昧さですね。そう見るとブレてない。


漫画じゃあ曖昧さってダメなんですよね。
少なくとも素人が絶対やっちゃいけない。順番守れよっちゅうか、やることちゃんとやってから曖昧。(単に手抜きとかお座成りとかと見られやすい媒体で、しかも癖にしやすいため)

で、自分的な東方の魅力ってそこだったんですよ。無っ茶苦茶曖昧なのに作品になってるすげえというか、ゴリ押しする凄み。
少なくとも三部作についてはそう思います。
あらゆるものを破壊する程度とかねーよ、全力でツッコミ期待してるだろこれっていう。
でもEXやってみたら、アリなんですよね。ストレートとカーブ(ぁ
なんか知らんけどよくいう脱力感やら牧歌的な感じやらは単体では個人的にゃ心底どーでもよかったりでして。
脱力と凄みのバランスっちゅうか。よくわからんけど。


風神録以降本編でスペカの自機カットインとかデカいボーナス数字表記が消えたのはやっぱり残念ですね。あーいう方向のバカっぽさが好きだったので・・・
マスパも順調に細くなってるし。
むっちゃ、偏った見方なんですが(ぇ


>旧作キャラ
ちょっと見たいかも。

いやまじめに妄想するなら、文っぽい感じの番外編でどばーっと来てほしいですね。教授と亀が復讐に。
手押し車 2009/12/07(Mon)13:18:39 編集
意味ってなんだろうと
深く考えない人間からすれば『遊び』と明言されようがされまいが『遊び』であることには代わりなかったり
仰るように『馬鹿』でありますので

それに『遊び』だとわかっているならより『馬鹿』になった方が面白い
小さな事をより派手に、もっと大袈裟に、騒ぎに騒いで大事にすればそれはそれは面白い『祭り』になるだろうと



妖怪は長く生きる、だから刺激が欲しい
だから遊んで祭る、人よりかよほど楽しむことを知っている・・・気がする
それに危険な『遊び』を求めるなら丈夫な妖怪同士やってくれ、とも
人はいたく脆い

咲夜さんが自機として出てこなくなったのもその辺なのかなと永EXより邪推・・・するけど単純に風以降の異変は紅魔館影響を与える事ではないから、だろうけど
祭りは見てるのもまた面白い


結局のとこ『遊び』は『遊び』であり下手に考えたら負けかなと
・・・長々語りつつもこの一行で済む、上の無駄もまた言い替えれば『遊び』ではないかと
2009/12/09(Wed)20:00:58 編集
亀とか博士とか
亀なら竜宮城博士ならパラレルワールドがありかな

地底とかも行ったし海底とかありかと
パラレルワールドなら旧作が出せるぞ
と、まあ妄言してみるw


強さなんかは条件付きでひっくり返ります
鬼が強くとも人に退治されてますしね(桃太郎とか道徳を説くもの含め)

善悪は思想の数だけあるんだからそこら辺曖昧な幻想郷は平和なのかもしれない
葉月 2009/12/10(Thu)17:08:33 編集
ええと
狗さん>どうもー
>深く考えない人間からすれば~『馬鹿』ですので
うーん、考えない=馬鹿=遊び をメタ的に人間性について主張する気はないです、念のため。
二次創作作るにゃー色々解釈がいるかもなあってその上での話です。

>妖怪は長く生きる、だから刺激が欲しい
>だから遊んで祭る、人よりかよほど楽しむことを知っている・・・気がする
>それに危険な『遊び』を求めるなら丈夫な妖怪同士やってくれ、とも
>人はいたく脆い
原作でそれっぽいタームも出てきますね
もしそれをそのまま漫画にしたら失敗するんじゃねえかって気はします。東方を「ゲーム」でなく作劇一般として捉えるなら、段々バランス崩れてってるなあと。
ゲームとしてなら絶対巫女が勝とうがルール説明しようが特にどうということもない。僕らはゲームを遊ぶだけですから。

設定としてそれが妖怪であり人間かなとは思います。
じゃあ妖怪同士の弾幕ごっこはどんな感じなのか、はたまた人間同士だと違いは出てくるのか、妄想が広がりますね。
人間同士って一応5面でやってますか。人間じゃねえけど(ぉ


咲夜さんが登場しないのは皆勤を別段瀟洒と思ってないからかもしれない。


>・・・長々語りつつもこの一行で済む、上の無駄もまた言い替えれば『遊び』ではないかと
僕のサイトをお母んが見たらまぎれもなく「遊び」だし「馬鹿」でして(ぁ
手押し車 2009/12/10(Thu)18:21:52 編集
書いてる間にレスが
葉月さん>
海底いいですね。面白そう。
魚雷、また魚雷ずっとにとりのターン!(ぇ
パラレルワールドは二次でお腹いっぱい・・・でしょうか。リメイク作る気はあんまないとか言ってたような気もするし。

>強さなんかは条件付きでひっくり返ります
ピチュったりピチュらなかったりしますしね

>幻想郷は平和なのかもしれない
お茶の間で密着警察24時を見てる時の「世の中平和だな」かもしれないし、恐怖の上の平和かもしれない
たんに子供のおもちゃ遊びかもしれない。描写が少ないぶん、解釈も人それぞれですね。
手押し車 2009/12/10(Thu)18:48:49 編集
言葉てむつかしい
間はしょりすぎるのもよく無いわね
>『馬鹿』ですの~
上の考えない~とは一切関係なく、事を楽しむなら理屈なり深く考えないほうがいいってーことで
考えなしに突っ込むのははたから見るとひどくバカっぽい

>『出来レース』
だったとしてもそれはそれで楽しく面白く脚色することも出来るんで結構好きでしてよ?こてこて過ぎるのはさすがにないけど

それにその弄ったものが今ある二次創作なんでねーのんかしら、と少なくとも私はそう思っております。極論言ってしまうと漫画なりなんなりいまある大多数の製作物は主人公が勝つなりする『出来レース』じゃないかなっていうひねくれものの意見
人間性云々は=でつながる方のが少ないてのは理解してるのでOKデス

>バランスが崩れていってる
異変を解決して酒を呑むって点は変わらないし個人的にそれだけでもまぁ『東方』だなと思うのですが、弾幕をつまみに酒が呑め・・・ねぇ('A`)
(悲しいけどこれ体質なのよね

再度長々失礼致しました
2009/12/11(Fri)11:14:41 編集
まったくで
あ、そうでしたか。早とちりですみませんでした。

>脚色
好みの問題でいえばたぶん、脚色ってのは面白い事ばかりじゃないですから。

主人公勝ちますよーってのはあくまでまずクリアありきのゲームのなかで活きる皮肉なわけで
作劇で最終的に主人公勝ちますよってのは受け手が結末をどうこうできないってのが先にあっての、結果論としての面白さですから言葉は同じですがベクトルが違います
言葉って難しいすね。漫画で最初に設定上勝ちますよって言ったら絶対負けるし(ぁ


で幸いにも東方は作品を重ねてきたことで、そういうゲーム内ネタが増えてしまい、ゲームに特化した方向しか向けなくなってるんじゃないかな?という。
仕方ないことですが。

封印されてた人がなぜかスペカルールで相手してくれる→ゲームだから
スペカは美しく風雅(貴族的)→ゲームだから
死体死体言ってる人の奴隷妖精が死体コスプレで一貫せず→ゲームだから
作品の見せ場である弾幕は本気ダメ(美しくない)→ゲームだから
上記のように「戦い」でないうえ殺せない。プロレス前口上ですらなく言ってみるテスト→ゲームだから
でも過去はシリアス。上記のうえでどう作中表現しろと→ゲームの、おまけ設定だから
と、きっと漫画だとハラ立つ(ぁ
これは乱暴にはしょって捉えた場合ですが。

うんゲームではちゃんと面白いんですよ。
これだけ見たらゲーム漫画で遊戯王するしかなくね?て匙を投げる人もいましょう。上書き設定として言うからさらに扱いづらいし。
真面目に作ったら「なんとなく異変が起こって、盛り上がりなく解決して、酒飲んで終わる漫画」ができるかと
原作に忠実に作ったらひどいアニメが出来たでござるの典型ですね。


せめてスペカルールの説明、美しい弾幕が云々言葉羅列でなく一言「歌」にしとけば、と思います。難しいすね。
手押し車 2009/12/12(Sat)16:36:41 編集
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